高齢者の医薬品適正使用指針、「追補」名称変更へ – 厚労省案に委員が異論(医療介護CBニュース)

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出典元: 高齢者の医薬品適正使用に関する指針の骨子案を議論した検討会(26日、東京都内)

厚生労働省の「高齢者医薬品適正使用検討会」は26日の会合で、「高齢者の医薬品適正使用の指針(追補)」の骨子案について議論した。同指針の「総論編」の続編となるもので、厚労省は名称を「追補」としたが、委員から「各論編」などに変更を求める意見が相次いだ。今後、名称を変更した上で指針を取りまとめる見通しだ。【新井哉】

 この日の会合で厚労省は、「追補」のコンセプトとして、「外来・在宅医療」「回復期・慢性期等入院医療」「その他の療養環境」を提示。外来・在宅医療での見直しのタイミングや急性期医療からの情報の引き継ぎ・連携などについて、「患者の療養環境の特徴」を踏まえた留意点を記載する方向性を示した。

 厚労省が示した骨子案には、外来・在宅医療での処方の確認や見直しの考え方、入院から外来・在宅医療への移行時における留意点などに関する項目が盛り込まれている。具体的には、外来・在宅医療について、長期的な安全性と服薬アドヒアランスの維持、QOL(生活の質)向上の視点、長期通院中(在宅の場合は長期療養中)の処方確認などが記載されている。

 「総論編」で示された処方の見直しや減薬なども取り上げている。例えば、外来・在宅で想定される状況として、▽転倒・骨折▽せん妄▽運動機能低下▽便秘―などを挙げ、催眠鎮静薬や抗不安薬、認知症治療薬などに関するリスクへの注意やモニタリングについて、参考資料の事例集に詳しく記載する方向性を示している。

 かかりつけ医や専門医との連携については、「入院中から退院までの留意点」の項目で詳述し、処方の優先順位や減量・中止についても、「処方検討時の留意点」の項目の中で書き込む見通しだ。

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