自殺未遂者の半数超が再度の未遂経験 – 日本財団が追跡調査(医療介護CBニュース)

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出典元: 日本財団が公表した「第2回自殺意識調査」報告書

自殺未遂者の半数超が再び自殺未遂を経験していたことが、日本財団の調査で分かった。2016年に実施した「自殺意識調査」の回答者を対象に追跡調査を行い、その結果を報告書にまとめた。報告書は、心理的な支援を受けることに劣等感や抵抗感を持つ男性が少なくないことを挙げ、「自殺の危険を示すサインに意識を高め、自殺予防へとつなげていく必要がある」としている。【新井哉】

 16年の調査では自殺未遂の経験者が6%程度いることが明らかになっており、同財団はどのような要因が個人の自殺念慮・自殺未遂に影響するのかを調べた。今回の調査は17年7月に実施。16年の調査で回答した4万436件のうち2万1142件(52.3%)から有効回答を得た。

 報告書によると、16年の調査時に自殺未遂(過去1年以内)を経験したことがあると回答した人の半数超(55%)が「1年後も自殺未遂を繰り返していた」としている。16年の調査時に1年以上前に自殺未遂を経験したと回答した人についても、「その14%が前回調査から自殺未遂を経験したと回答しており、同様にリスクが大きかった」と指摘。また、女性と比較して、男性の方が継続して自殺未遂を行う割合が高かったという。

 今回の調査では、新たに自殺対策や相談窓口に関する認知度を調べた。「知っている」と答えた人の割合が最も高かったのは「日本いのちの電話」(13.0%)だった。以下は「こころの健康相談統一ダイヤル」(6.7%)、「相談窓口リスト」(4.1%)、「自殺予防週間(毎年9月10日―16日)」(3.7%)などの順だった。

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