高齢者虐待対策は「喫緊の課題」 – 18年版厚生労働白書(医療介護CBニュース)

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厚生労働省が9日に公表した2018年版の厚生労働白書。介護分野の年次行政報告では、増加する高齢者虐待への対応や介護事業所によるICT活用を全国的に促進するための取り組みなどを取り上げている。【吉木ちひろ】

 厚労省の調査で発覚している高齢者の虐待件数は年々増加傾向にあり、17年度には過去最高の1万7588件に上った。白書では、市町村などの体制整備の強化を「喫緊の課題」と説明。18年3月に市町村などの職員を対象とした高齢者虐待への対応と家族などの養護者支援に関するマニュアルを改訂したことを取り上げている。改訂時には、ストレス・マネジメントについての内容などを盛り込んだ。

 ICT化の普及については、介護ロボットと別立てで紹介。ICT化を全国的に普及促進するために、「有識者等による既存ソフトの機能やセキュリティ等の分析を行い、今後求められるソフトのあり方を検討するなど、標準仕様の作成に向けた取り組みを進めていく」と明記している。厚労省は16年度から介護事業所間の情報連携に関する調査研究を委託事業で進めており、居宅介護支援事業所や訪問介護事業所などの間でケアプランのデータ連携を行うための「標準仕様」を作成していた。老健局が5月に都道府県に対して積極的な活用の推進を求める通知を出している。

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