デング熱の推定感染地、フィリピンが最多 – 国立感染症研究所が輸入症例を分析(医療介護CBニュース)

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出典元: デング熱を媒介するとされるヒトスジシマカ(写真提供・国立感染症研究所)

国立感染症研究所は14日、デング熱に海外で感染して日本で発症した「輸入症例」の疫学情報などをホームページで公表した。2018年6月から19年5月までの患者報告を分析したもので、フィリピンが推定感染地とされた報告が最も多かった。【新井哉】

 同研究所は、感染症法に基づき医師から保健所に届け出のあったデング熱の患者報告を分析。18年6月以降の1年間にデング熱として報告された278人のうち、推定感染期間に1カ国のみに渡航している症例を集計した。

 推定感染地は、フィリピンが47人で最も多かった。以下はインドネシア(45人)、タイ(37人)、マレーシア(24人)、ベトナム(23人)、カンボジア(19人)、インド(15人)、スリランカとバングラデシュ(共に7人)などの順だった。

 同研究所は、18年1月から12月までの1年間の推定感染地として多かったフィリピンなど上位4カ国への渡航者当たりの報告の推移も分析。フィリピンは8月に高いピーク、タイとインドネシアは5月、ベトナムは9月にピークを認めたという。

 デング熱はヒトスジシマカなどの蚊がウイルスを媒介する感染症。感染後は、4-14日の潜伏期間を経て、38度を超える高熱や頭痛などを発症するほか、体幹部に発疹が現れることも多い。解熱剤を服用して静養すれば1週間程度で回復するが、皮下出血などを伴う重症型へ移行する場合もある。

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