東京都保健医療公社の病院、防火扉完全に閉まらず – 監査報告で消防用設備の不備指摘、「改善措置を」(医療介護CBニュース)

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出典元: 東京都監査委員の報告書

東京都保健医療公社の荏原病院(大田区、506床)の消防用設備について、2008年以降に指摘された40件以上の不備が改善されていないことが、都監査委員が都議会に提出した報告書で分かった。防火扉が完全に閉まらない不備も3件指摘されており、報告書では消防用設備について具体的な改善計画を検討の上、「速やかな改善措置」を講じるよう求めている。【新井哉】

 報告書によると、監査委員が消防署に報告した同病院の消防用設備の点検結果報告書を調べたところ、過去に点検で不備を指摘され、今後改善予定とした設備について、計42件(監査日の18年10月11日現在)の不備が改善されていないことが判明した。

 改善されていない設備の点検結果については、「防火ダンパー機器不良及び軸固着による閉鎖動作不良」が16件で最も多く、以下は「防煙スクリーン機器不具合による降下動作不良」(8件)、「シャッター用電動スイッチ不良」(6件)、「防火扉完全閉鎖せず」「排煙口手動起動装置前に備品のため視認障害」(共に3件)などの順だった。

 報告書では、病院が「年中休みなく医療を提供しており、改善工事を実施するには、病院運営への影響を最小限に抑えるために様々な対応や調整が必要である」としながらも、「消防用設備の不備は、火災等の災害時に被害を拡大させる可能性があり、改善を先送りすることは病院利用者の安全を確保する上で適切でない」としている。

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