手描きのラジコンがファン魅了 ミニッツカップ決勝で(横浜)(福祉新聞)

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出典元: イベントに参加した人たち。中央が青山さん

ラジコンの「ミニッツカップ2018ファイナルチャンピオンシップ」=主催・京商(株)=の決勝戦が10日、横浜市で行われた。全国から勝ち上がった腕利きの選手たちが熱戦を繰り広げる中、自閉症スペクトラム障害がある青山雄一さん(34)が描くラジコンボディに注目が集まった。

 ラジコンの楽しみ方は、操縦・レース、カスタマイズ(改造)などが主だったが、青山さんはラジコンのボディに描いて表現するという従来なかった発想を持ち込んだ。ミニッツのホワイトボディに大胆な太い線でデフォルメされた、シンプルかつ簡略化されたアイコンのような作風で描き込んでいる。会場には「青山雄一の世界」と題する展示コーナーが設けられ、ラジコンを愛する人たちを魅了していた。

 青山さんの活動拠点は北海道旭川市にあるNPO法人ゆい・ゆい(野々村雅人理事長)が運営する障害福祉サービス事業所「ゆい・ゆい本舗」。

 青山さんは、障害の有無を超えて、描く絵や表現方法が、関わる多くの人たちに希望やエネルギーを与え始めており、「青山さんの描いたラジコンで走りたい」という人も増えてきたという。同じ事業所に通う巻田侑也さん(29)も影響を受けてドット絵作家として歩み出している。

 青山さんのファンだという近内沖尋さん(36)=10年前の第31回アビリンピックのPCデータ入力部門金賞受賞者=も福島県から来場し「お会いすることが楽しみでやって来ました。自分でも描き始めてしまいました!」と話す。

 「ラジコンだけでなく、町を走るタクシーやバスなどにも描いていければ」と青山さん。「優しい彼らの絵が地域に広がり、地域がさらに優しくなればいい」と支援者の野々村さんたちの夢も広がる。

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