<東日本大震災から8年> 復興進む陸前高田 福祉の充実着々と(福祉新聞)

[ 元の記事 ]
出典元: 市長(左)と障害者が同じテーブルで語り合った

東日本大震災から8年。死者・行方不明1757人、津波による住宅の全半壊4041棟という大きな被害があった岩手県陸前高田市(戸羽太市長)では「ノーマライゼーションという言葉のいらないまちづくり」をテーマに掲げ、復興に向けた動きを着実に進めている。

 津波で住宅などが流された市街地は、かさ上げされて道路などが整備された。2017年4月には、全面バリアフリーの大型商業施設「アバッセたかた」が完成。住民の暮らしを支え、地域交流の拠点になっている。

 7万本の松原や海水浴場があった沿岸地域には、高田松原津波復興祈念公園を建設中。21年3月の完成に向け急ピッチで作業が進められている。

 一方、津波被害がなかった高台は造成され、住宅建設が進む。2月には、保健・福祉・介護の拠点となる保健福祉総合センターが完成した。

 復興作業が進む中、新たな地域課題も浮き彫りになった。震災前2万4246人いた人口は、今年1月末現在で1万9190人に減少。働き手不足は工場やホテル誘致に大きな影響を及ぼしている。

 また、高台に建てられた住宅や公共施設への移動など交通手段の確保も深刻な問題だ。市は、免許を持たない高齢者や障害者などのために支え合い型交通を検討しているが、具体策はまだ見えていないのが実情だ。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする