BCGワクチン溶液のヒ素問題、厚労省対応を非難 – 日医「由々しき事態」、抗議文提出へ(医療介護CBニュース)

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出典元: 会見に臨む釜萢常任理事(7日、東京都内)

乾燥BCGワクチンに添付した生理食塩液中のヒ素の濃度が、日本薬局方の定める規格値を超える製品が見つかったことを受け、日本医師会(日医)の釜萢敏常任理事は7日の定例記者会見で、厚生労働省が速やかな情報提供を怠っていたとして、その情報提供・管理の在り方について強い憤りを示した。【吉木ちひろ】

 薬事・食品衛生審議会の医薬品等安全対策部会安全対策調査会の報告では、乾燥BCGワクチンに添付した生理食塩液中のヒ素の濃度が最大0.26ppm(日本薬局方の規格値は0.1ppm)の製品が見つかった。人体に影響がないレベルであることが同調査会で確認されている。

 日医によると、2日に調査会の報告資料を通じて事実を認識した段階で、ワクチンの製造販売を行う日本ビーシージー製造(東京都文京区)は、厚労省の医薬・生活衛生局に報告、出荷を控えていた。しかし、厚労省が日医、全国の医療機関などにその情報を速やかに提供しなかったという。

 7日の会見で、釜萢常任理事は厚労省の対応について、「由々しき事態と捉え、大変憤りを覚えている」と非難。厚労省に対して再発防止を求めるとともに、十分な情報が伝わらないことによって医療機関で混乱が起きることのないよう「抗議文」の提出を予定しているとした。

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