サマータイムは睡眠障害のリスク高める – 日本学術会議が「導入見合わせ」を提言(医療介護CBニュース)

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出典元: 日本学術会議が公表したサマータイム導入に関する提言

日本学術会議は、サマータイムの導入に関する提言を公表した。サマータイムは睡眠障害のリスクや急性心筋梗塞の発生率を高めることなどを挙げ、「健康を障害する可能性が高いサマータイムの導入は、見合わせるべきである」としている。【新井哉】

 提言では、2020年の東京オリンピックの暑さ対策とされているサマータイム導入案について、「国民にとっては、通勤通学時の暑さや、家庭で過ごす時間帯の暑さによる不眠や熱中症のリスクなど、不利な点が多い」と指摘している。

 具体的には、生物時計の機能を阻害することを挙げ、「相当な期間にわたり睡眠不足を起こし、睡眠障害のリスクを高める」と明記。急性心筋梗塞が増える理由については、「起床時間が早くなり、まだ活動準備状態の段階にある循環器系機能に負担がかかる」といったことを挙げている。

 また、2時間時刻を早めた場合、最も気温の高い時刻が午後4―6時ごろに移り、帰宅・下校のラッシュアワーの時間帯と重なるため、「競技に関係しない大多数の国民にとっては迷惑どころか危険ですらある」と明記。「健康被害の増大が予測されるサマータイムの導入により、多くの国民の健康を危険にさらすべきでない」と警鐘を鳴らしている。

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